血管抵抗を減らして高血圧症を治療する
12.07.12 / 高血圧症の治療 / Author: admin / Comments: (0)
高血圧症治療の最大の目的は、心臓病や脳卒中等の重篤な疾患の発症を予防することにあります。
治療効果を高めるには、薬剤と生活習慣改善の両方を適切に組み合わせることが必要ですが、
方法として大きく二つのアプローチがあります。
一つは末梢の血管抵抗を減らすことです。
このために血管を広げる治療が行なわれます。
代表的な薬剤としては、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシンⅡ授与体拮抗薬(ARB)、ACE阻害薬があります。
まずカルシウム拮抗剤は、血管の収縮を抑える作用があり末梢血管の抵抗を減らすことで血圧を下げる作用があります。
ARB、ACEは、血管を収縮させ血圧を上げる物質の作用を阻害する効果があります。
まずこのような薬剤を処方して血管抵抗を減らし高血圧症の改善を図っていきます。
体液量を減らすことで高血圧症を治療する
次の方法は体液量を減らすことで血液量を減らし、高血圧症を治療するものです。
体液量を減らすためには排尿を促すことが必要です。
メカニズムを簡単に説明すると、腎臓はネフロンというものが集まった臓器で、血液から尿を作っています。
血圧が低下すると、アルドステロンというホルモンが作られ、これがナトリウムの排出抑制に働きます。
その結果、ナトリウム依存性の水分の貯留が起こり、尿量の減少が起きます。
尿量の減少は、循環血液量の増加、つまり血圧の上昇を招きます。
このようなメカニズムで腎臓は尿量を管理しているのです。
血圧を下げるため体液量を減らす必要があるため、降圧利尿薬を処方することによって血液量を減らす治療が行なわれるのです。
実際には血管抵抗を減らす薬剤と体液量を減らす薬剤が両方処方されることもあります。
これが体液量を減らすことによる高血圧症改善の基本的な治療法になります。
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